のうひブログ

2022年2月28日(月)

  • コラム

供養について

 

供養という言葉を調べてみると、

故人の冥福を祈る全てのこと 

らしいです。

 

含まれる意味が広く、

人それぞれに供養の形があるのではないでしょうか?

 

 

宗旨宗派によって、供養の考え方は違うようです。

ここでとっても簡単に説明をさせてもらうと・・・

 

 

 

「 禅宗 」

追善供養というのが

根本的な考え方ではないでしょうか。

 

亡くなられた大切な方が

より良い世界へ生まれ変わる」ことを願い、

生きている私達も善行を積むことで、

故人を応援することになり、

自分自身にも返ってくる…

 

といった考え方のもと供養があるように思います。

 

 

「 本願寺 」

追善供養や供養といった考え方では無いようです。

 

大切な方が亡くなった時に

阿弥陀さまがお迎えに来られ、

浄土に連れて行って頂いているので、

禅宗のように、成仏を願う必要はないようです。

 

それよりも大切な人の生き様や死を見つめ、

いずれ死を迎える私達自身が、

生かされていることに気づき、

どう生きていくのかを考えさせてくれた

仏縁に感謝をする 

 

といった考え方のようです。

 

 

 

ちょっと説明が下手だったかもしれないですが・・・

同じ仏教でもこれだけ違う

のですから、驚きですよね。

 

しかし、これだけ定義が違っても

より良く生きなさい

というのは変わらないと感じるのは

私だけでしょうか?

 

 

大切な方の死を糧として、より良く生き切る。

その姿や想いを次の世代に伝えていく。

それが私たちにできる供養なのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 


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